切削の技、歯列矯正器に
2020年01月28日
1月28日医療記事
複雑な加工ができる装置を導入する資金的な余裕がないだけで「今ある機械だけでできることは何か」と考え抜いて生み出したのが、現在の同社を支える「カーブカット工法」と名付けた独自技術だった。
加工する素材を装置に固定する治具を工夫することで、様々な形状の加工品を削り出すことに成功。
歯列矯正器具開発のきっかけも展示会への出典だった。キリシマ精工の技術を見た福岡市の矯正歯科医から
「私のアタマの中にあるものを実際に作ってくないか」と要請され、五年がかりでの共同開発につがった。
キリシマ精工新聞記事
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